保護者対象療育講座

<MT・FT講座>

 

 入会者を対象に、発達段階に応じた療育内容や指導方法について解説します。

 脳の階層構造にもとづき、親自身が子どもの行動の見方を理解し、家庭でも療育指導ができるお母さん,お父さん先生(mother/father teacher)になっていただくコロロ式「ペアレント教育」を行っています。

 

※現在はコロナウイルス感染拡大防止のため、講座はリモートで行っています。

 

<2020年 初級MT・FT講座  講座内容>

(入会3年未満の保護者対象)

 

 ・コロロメソッドの理論と理念    ・耐性トレーニング

 ・脳の階層構造について       ・デイリープログラムとホームプログラム

 ・歩行トレーニング         ・行事の意義(DR・ハイキング・合宿)

 ・食事指導             ・手作業課題

 ・行動トレーニング

        

 

保護者からの声

 

 

Aさん(2017年入会)

 初めてコロロと出会ってから、もうすぐ4年目を迎えます。3歳になる少し前に、コロロの体験をさせていただき、すぐ通うことを決めました。

 ほぼ無発語だった息子が、今では簡単なやりとりや要求語、質問ができるようになりました。あの頃は息子が何を伝えたいのか、どうすれば指示が通るのかわからず、毎日親子で泣いていました。コロロの本を読んだり、とにかく歩けるようにと先生方から歩行のアドバイスを受けたり、スモールステップで療育に取り組んできました。毎朝、コロロまでの道のりを「歩行する」と決め、現在も続けています。普段の歩行も、2時間歩けるようになり成長を感じています。

 こだわり行動が出現する度、消去する、を繰り返し、予兆を見逃さないよう先手先手を目指し、ユアペースを心がけることが毎日の私の課題です。泣いてばかりいた自分が、今では、毎日息子の質問に笑顔で答えられています。これからもコロロで親子共に成長していきたいです。

 

Bさん(2016年入会)

 2歳半で自閉症の診断を受け、すぐに療育を受けられる施設をいくつも探し歩きました。療育とは実際、何をしたら良いのか?と質問しても明確な答えがなく、唯一、私の疑問にすべて答えがあったのがコロロでした。

 多動で無発語だった息子は、文字を覚え、言葉を発するようになり、着実に成長していく姿がありました。今では小学校で楽しく学校生活を送っています。また、学校や家庭で問題行動があったときには、的確に対処法を教えて頂けるのでとても助かっています。

 

Cさん(2013年入会)

 小学校4年生でコロロ歴7年余りの男児の保護者です。彼は、1歳で脳の障害である点頭てんかんを発症し、医師から発達の遅れを懸念されると指導があったので、2歳から那覇市療育センターに通所、3歳からコロロに通室しております。

 当時は全く言葉の話せない無発語で、自閉症と診断されていました。当初は毎朝泣きながらの入室で、初めてのダイナミックリズムでも最初から最後まで泣きべそをかいていたなど、すぐ泣く「泣き虫ひろちゃん」でした。

 コロロの療育の基本となる歩行トレーニングでは、最初は母親とわずかな時間もまともに歩けないところから、1日3回、毎日少しずつ距離を伸ばして、1000回目くらいには1時間を連続して歩けるようになりました。また、4歳から父親と石川岳に登り、始めの3ヶ月くらいは泣きながら登っていましたが、その後は1時間、泣かずに登れるようになりました。

 コロロに通室してしばらく経つと、発声して単語が言えるようになりましたが、その言葉の概念ができるまでには時間がかかりました。ある日のこと、コロロの通室途中、雨が降ってきて、車のフロントガラスに落ちた雨粒をみて、息子がニコニコとしながら「雨」と言いました。数か月後のある時、同じ状況で「雨降ってる」と言いました。「雨」の概念を獲得しつつある時間を親子で共有できた幸せな時間でした。

 このように、コロロの先生と二人三脚で今でも息子を育てています。すぐに上達したり機能が向上したりするような魔法のような事はあるはずもなく、小さな事を毎日こつこつ積み重ねることでしか目指す目標には近づきません。時々は、後退しかないときもあったりします。失敗もたくさん。課題も山積み。大人のモチベーションの維持と療育をやり続ける事が現在もできているのは、コロロの先生の想いが永遠不滅だからです。それに背中を押され、脆弱なメンタルの私は足掻きながらも前に進むことができています。

 時折、息子の将来像を頭の中で描きながら、いつかコロロの先生へ恩返しができれば幸せだなと思いを馳せ、コロロの三本柱を胸に、「心を燃やせ!」で前を向いて進んでいこうと思う今日この頃です。

 

Dさん(2016年入会)

 何処にでも飛び出して行ってしまうような私の息子。手をつないで一緒に歩くことすら怖く感じる日もありました。音や人に反応し、目につくものを触りたがって、一緒に過ごすことが大変でした。

 ですが、コロロで療育に取り組むようになって、少しずつ落ち着いて過ごせるようになってきました。今では、穏やかに学校生活を送ることができています。