からだを育てるプログラム
発達障害児は、小刻みに意識水準が落ち込みやすく、1つの行動が持続しにくいという
特徴が見られます。
歩き続けるトレーニングや、「きをつけ」「正座」などの同一姿勢を保ち続けるトレーニングをとおして、行動リズムを整え、集中力・持続力を伸ばしていきます。
歩行トレーニング
お友達と手をつなぎ、戸外を1時間歩きます。
・身体の自己コントロール力を高める
・集団に合わせて歩く(相手に合わせることを覚える)
・集中持続力を養う
・情緒の安定をはかる(セロトニンの分泌を促す)
一定のリズムで歩き続けることで、これらの効果をねらいます。
行動トレーニング
体のコントロール力を高めるトレーニングです。
自分の体を意識して止めること/動かすこと、どちらの
力もバランスよく育てる必要があります。
①体の動きを意識して止める訓練(静止トレーニング)
発達障害児は、同一姿勢を保ち続けること・体の動きを 止め続けることが苦手です。
「きをつけ」や「正座」等、1つの姿勢を一定時間、保ち続ける練習を行います。
姿勢を保ち続ける力は、あらゆる指導を行う上で必要不可欠です。
②体を意識して動かし続ける訓練(動のトレーニング)
1つの行動が続かないのも、発達障害児の特徴です。
歩行や踏み台昇降、スクワットなど、単純な動作を途切れずに淡々と行うことで、行動の持続力を養います。